BOS「おむつが臭わない袋」が臭いが少しずつ漏れように設計されているワケ

こんにちは。オムツ処理アドバイザーの博子です。

この記事では、ママの間では言わずと知れたBOSの驚異の消臭袋「おむつが臭わない袋」についてお話したいと思います。

意外だと思うのですが、実は、BOSの驚異の消臭袋「おむつが臭わない袋」は、使用済みオムツのにおいを完全に袋の中に閉じ込めるために開発された袋ではありません。

BOS驚異の消臭袋_おむつが臭わない袋

 「おむつが臭わない袋」には、オストメイト(人口肛門)の方が使用するスートマ装具を開発していて生まれた技術が使用されています。

ストマ装具というのは、排泄物に含まれるガス(おなら)をコントロールするために、完全に空気を密封してはいけないんです(ストーマ装具が破裂してしまう)。でも、周囲に臭いを感じ取らせてもいけない。人間の鼻に感じない程度の臭い(ガス)を少しずつ漏らし続けなければいけないというミッションがあったわけです。

ストマ装具とBOSの驚異の消臭袋_うんちが臭わない袋
引用:https://medley.life/

 メーカー(クリロン化成)からも以下のような説明があります。

 『BOSは、臭いが漏れるスピードがとてもゆっくりになるように設計されています。なので、袋に臭うものを入れても、漏れてくる臭い成分はごくわずかとなります。袋の中の悪臭成分が、少しずつゆっくりとしか出てこないので、漏れてきても嗅覚閾値を超える前に拡散し、臭いを感じません。 』 引用:BOS驚異の消臭袋公式BOS https://bos-bos.com/about/

『ストーマ袋には安心して生活をおくるために周囲に臭いが漏れない・破れない・肌に優しい(柔らかい)・音がしないなどの厳しい性能が要求されます。研究開発を続ける中でBOS(※2)の原型となる技術が産まれましたがこれだけの技術はもっと世の中の役に立てるに違いない。 必然的に排泄物で困る事への応用を考えていました。』 引用:FNNプライムオンライン₋BOS驚異の消臭袋開発者インタビュー https://www.fnn.jp/articles/-/14985

 購入者の意見の中にちらほら散見されるのがこちらです。

『★★★☆☆「完璧に臭いがないわけではない」うんこだとやっぱり少し臭いは感じます。けれども、ゴミ箱にオムツが溜まっても強烈な匂いにならないで済むので良いです。』 引用:Amazonカスタマーレビュー https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RDS5B66O7UL0B

 「ほんの少しずつであれば、オムツの臭いが漏れてもOKですか?」

 外出先で、オムツを持ち歩くときに、周囲にオムツの臭いを感じ取らせないことだけがママの希望であれば答えはYESでしょう。


ただし、少しずつ臭いは漏れているので、マザーバッグに入れて数時間持ち歩いたらどうでしょう?

かばんに臭いが染み付いていく可能性が高いです。


私が行った実験によると、消臭袋の中の空気は約10時間で、袋の口を縛った状態で、中の空気が完全に抜けることが分かっています。

本当に少しずつ、空気(におい)が漏れているということですね。

おむつが臭わない袋とママシーラー

 

車での長時間移動では、どうでしょう?

ある程度の気密性のある容器や蓋つきのゴミ箱に数日入れておき、蓋を開けたらどうなりますか?

オムツの臭いが周囲に漏れ出し、不快な状況となります。

すべてのオムツをBOSの消臭袋に入れて廃棄する場合、コストは年間、15,000円~20,000円程度になりますが、それは、臭いを漏らさないことに対して払うコストだとしたら、多少は臭いが漏れる、という結果に対し、高いと感じるか、安いと感じるか。

手軽さを重視するか、

臭い漏れに対する完璧さを重視するか、

コストを重視するか

これは人によって答えが分かれそうな気がします。お金もかけずに完璧に臭いを漏らさず手間もかからない方法は今のところ存在していない以上は、何かを妥協するしかありません。

この記事の目的は、BOS「おむつが臭わない袋」を批判することではありません。

おむつが臭わない袋を使用する最大メリットは、「袋を結べる」というところにあります。

臭いを遮断できる材質には硬度があります。マヨネーズの容器やいろはす(ミネラルウォーター)のペットボトルの素材をイメージして欲しいのですが、ガスバリア性の高い素材は硬いため、縛って封をすることが難しいのです。

おむつが臭わない袋は低密度ポリエチレンでできています。だから柔らかく簡単に結べるのですが、本来、低密度ポリエチレンは、空気を通しやすい素材です。

低密度ポリエチレンは臭いを通す

では、なぜBOSの消臭袋は臭いを通しにくいのでしょうか?

クリロン化成が技術を駆使して、ニオイ分子が通り抜けにくい工夫を施しているからです。

以下は推測の域を出ませんが、

単体では臭いを通してしまう低密度ポリエチレンを2枚以上重ねることでニオイ分子が通り抜けにくくしている、または、表面に何かしらのコーティングを施していると考えられます。

実際、BOSのオムツが臭わない袋の表面は少しつるつるしていて、袋の内側はつやが無いマットな質感をしています。

 

なぜシーラーで密封すれば臭いを通さないのかというと、ガスバリア性のある材質の袋を、高熱で接着するからなんです。

 

車やベビーカーでの移動がメインのママあれば、ママシーラーは持ち歩く許容範囲のサイズだと思います。ですが、ママシーラーを持ち歩きたくない場合もあると思うんですよね。ベビーカーではなく抱っこ紐やスリングで出かける場合や、ごく短時間の買い物では、ママシーラーを持ち歩くことが荷物に感じるでしょう。そんなときは、BOSの消臭袋は役に立ちます。

軽いですし、縛るだけで完結しますからね。

絶対にレジ袋やスーパーにある透明のポリ袋を使ってオムツ処理をしないでください。

臭いだだ漏れです!何もしてないのとほぼ変わらないです。

 

簡単に縛れる柔らかい材質の袋の中では、BOSの驚異の消臭袋シリーズが最も臭いを漏らしにくいんじゃないかと思います。

外出先でもお家でも完璧を目指したい、鼻が敏感なママにはシーラーを使ったオムツの処理方法を、手軽さを追求したいママには「おむつが臭わない袋」をオススメしたいと思います。

 

シーラーでオムツ処理

  

メーカー:クリロン化成 SSサイズ200枚入り 17 x 27 cm(新生児~Sサイズ)
  メーカー:クリロン化成 Sサイズ200枚入り 20 x 30 cm(Mサイズ~)
メーカー:クリロン化成 Mサイズ90枚入り 23 x 38 cm(ベビーオムツが2~3個入る大きさ)